タイマー

タイマー #

本機能はプラグイン Plugin_Variables の一部です。利用時は Plugin_Variables が有効になっているか確かめてください。

「ユーザからの入力が一定時間ないときに何か処理をする」あるいは「モーションと音声の再生タイミングを合わせる」など、対話では所定の時間処理か反応を待つようなことが必要な場面があります。このために、MMDAgent-EX ではウェイト処理を行うための「カウントダウンタイマー」が用意されています。

カウントダウンタイマーは、引数で指定した時間が経過した後に TIMER_EVENT_STOP メッセージを出力することで時間経過を通知して終了します。

タイマーの解像度は 0.1 秒であることに注意してください。0.1秒より小さい値は指定できません。また、カウントも 0.1 秒単位で行われるため数十msは誤差が生じます。

タイマーの開始・中断を行うメッセージは、以下のものがあります。

  • TIMER_START タイマーを新たに開始するメッセージ
  • TIMER_CANCEL 動作中のタイマーをキャンセルするメッセージ

タイマーの状態が変化したときに出力されるメッセージは、以下のとおりです。

  • TIMER_EVENT_START タイマーを開始したとき
  • TIMER_EVENT_STOP タイマーが満了したとき
  • TIMER_EVENT_CANCELLED タイマーがキャンセルもしくは再設定されたとき

基本的な使い方 #

TIMER_START メッセージで新たなタイマーをスタートします。引数の (count down alias) は新たに開始するタイマーの名前、 (value) はタイマーの時間(秒)です。

TIMER_START|(count down alias)|(value)

同名のタイマーが既に動いている場合は、まず古いタイマーがキャンセル(TIMER_EVENT_CANCELLED メッセージ発行)され、その後同名のタイマーが新たに開始します(TIMER_EVENT_START メッセージ発行)。

開始した際に TIMER_EVENT_START メッセージが発行されます。

TIMER_EVENT_START|(count down alias)

タイマーはバックグラウンドで 0.1 秒ごとに値が減っていきます。指定時間が経過して値が 0 になったら終了時です。終了時、TIMER_EVENT_STOP メッセージが出力され、タイマーは削除されます。

TIMER_EVENT_STOP|(count down alias)

キャンセル #

あるタイマーを途中で中断したいときは TIMER_CANCEL メッセージを使います。

TIMER_CANCEL|(count down alias)|(value)

TIMER_CANCEL は指定されたタイマーが存在する・しないにかかわらず TIMER_EVENT_CANCELLED を発行します。

TIMER_EVENT_CANCELLED|(count down alias)
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