PMXモデル #
MMDAgent-EX は PMX フォーマットの3Dモデルを暫定表示できます。ただし .pmx ファイルの直接読み込みはできず、あらかじめ別の形式(.pmd および .csv)へ変換する必要があります。
変換手順 #
PMX モデルは PMXEditor(極北P作)を使って .pmd および .csv に変換することで MMDAgent-EX で暫定表示することができます。手順は以下の通りです。
できるだけ最新版を使ってください(動作確認バージョン:0.2.7.3)
- PMXEditor を入手し、インストールする
- 対象の PMX ファイルを PMXEditor で開く。
- メニューの「ファイル - エクスポート」から拡張子を
.pmd
にして保存。 - メニューの「ファイル - テキスト(CSV)変換 - CSVファイルへ出力」から拡張子を
.pmd.csv
にして保存。
上記手順で変換した .pmd と .csv は元の pmx と同じ場所に置いてください。特に、ファイル名が以下のようにする必要があります。.csv の名前に注意してください。
モデル.pmx
モデル.pmd
モデル.pmd.csv
利用方法 #
MMDAgent-EX で利用する場合は MODEL_ADD
コマンドで変換後の .pmd ファイルを指定してください。 .csv ファイルが同時に読み込まれ、PMXに近いレンダリングが行われます。
互換性 #
MMDAgent-EX がサポートするPMDとPMXの機能の一覧表です。なお、○ となっている項目についても動作を保証するものではなく、モデルによっては動かない場合があります。
項目 | PMD | PMX |
---|---|---|
物理演算 | ○ | ○ |
IKのON/OFF | ○ | ○ |
非表示モーフ | ○ | ○ |
材質情報 | ○ | ○ |
エッジ倍率 | - | ○ |
BDEF4 | - | ○ |
SDEF | - | △(暫定) |
変化階層 | - | ○ |
物理後変形 | - | ○ |
ボーン更新順 | - | ○ |
頂点モーフ | - | ○ |
ボーンモーフ | - | ○ |
UVモーフ | - | ○ |
材質モーフ | - | ○(TeX係数のみ×) |
グループモーフ | - | ○ |
追加UV | - | × |
外部親変形 | - | × |
利用にあたって #
本ソフトウェアの ELSI ガイドラインを遵守し、各種利用規約およびコミュニティにおける利用の慣習に従い、適切に利用してください。
※ 本システムでは、PMXモデルの利用時中は右上に「PMX」の文字が常に表示されます。
Tips #
巨大なモデル(頂点 > 20万程度)を表示させようとするとCPUでの頂点計算が間に合わずフレーム落ちことがあります。その場合は .mdf で並列スキニングスレッドの数を 2
や 4
に設定してみてください。
parallel_skinning_numthreads=2